「バラの剪定」で、みつけました。11 Jan. 2017
” バラの庭ローズジャルダン ” へ、ようこそ。
今シーズン一番の寒波がきているらしいですね。
今日は、まだ寒さというより風が強くて悩まされました。
そして1月も、もう11日。
早いですね~
バラの往診では、剪定が本格的に始まりました。
剪定は甲府方面、暖かい地域から進めていきますよ。
新年早々、本日からは、昨年からガーデン整備に伺っていますG様邸であります。
寒肥施肥も終わりましたから、今日からいよいよ剪定始めました。
剪定で、みつけましたから・・
ここで、「バラ育て方 ワンポイント・アドバイス」 の、お時間です~ 笑
小さいけど、スタンダード仕立のバラ 「マザーズ・デイ」です。
鉢の雑草を取りましたら、みつけました。
マザーズ・デイと違う枝葉のバラが数本根元からでておりました。
これは、間違いなく台木のノイバラが成長したものですね。 (写真左の枝)
本来のマザーズデイは、写真右の花がついたものですから、あきらかに葉っぱのようすが違います。
そう、台木のほうが勢いがよくなってしまったんです。
ー対処法ー
このままにそておいてはいけません。
台木から育ちました枝を、可能なかぎり根元から切り落としましょう。
切り落としませんと、そのままノイバラとして成長し、マザーズ・デイは勢いが衰えて枯れてしまいます。
そして、以降も時々みてやって、またノイバラが出ていましたら切りましょう。
根元の土も減らしてください。
台木が出てしまう原因はいくつかかんがえられますが、
① 植付けの際、深植えは禁物です。
必ず、継ぎ木部分は土から出すようにしてください。
鉢植え・地植えともにお願いいたします。
② 植えてから数年が経ちますと、適切なお手入れができていませんと、根つまりしたり、
根が老朽化したりと、土の中の環境が悪くなるのも原因と思われます。
バラは、新しい枝(シュート)を出して、自ら枝を更新して何年も生きる植物です。
新しい枝を出すことを促すためのお手入れをしてあげたいものですね。
今日、バラに聞きました。
台木が出てしまったことを、みなさんにお話してもいいかしら?
奇麗なバラを咲かせてほしいから、お役にたてたら何よりです。
バラと会話をしながらの、楽しい剪定が続きます ***