バラのがん。「根頭癌腫」08 Oct. 2017
“バラの庭ローズジャルダン ” へ、ようこそ。
いきなりお見せする写真は、バラの根。
バラの根に発生しました 癌 であります。
目に余る写真で、申し訳ありません。
一年前に鉢に植えたバラが調子が悪く上手く育たないと、弊社に相談、持ち込まれました。
診察しましたところ、枝葉の動きが殆ど見受けられませんでした。
こういう場合は、まず土の中を疑います。
すぐに、土から取り出ししらべましたところ、バラの癌を見つけてしまいました。
水でよく洗い、早速治療をいたしました。
幸いにも、白い根はわずかながらではありますが、出ておりましたので、希望が持てました。
癌は極力取り除きました。
そして、新しい土を使い植え替えます。
この際は、肥料は与えない方が良いようです。
その後は水をたっぷりと与え、しばらくは水をかかさないよう気を配ります。
出した土も、よく分析しました。
鉢の底付近に、コガネムシの幼虫がころっと寝ておりました。
土は固まっていて、なかなかほぐれませんでした。
コガネムシの排泄物の影響で、土質も思わしくないものになってしまっていました。
治療の際に使ったハサミ、手袋、さらなるは鉢も、まとめて熱湯消毒いたします。
癌が他に移るのを防ぎます。
この子はしばらくこちらに入院していただきました。
大丈夫、元気になります。頼もしいバラ庭師がおりますから。 笑
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