バラの往診日記 (嬉しいことと、辛いこと)29 Jul. 2014
7月 29日 (火) 晴れ
少し、暑さが和らいできました。
バラの往診に行くのにも、助かります。
仕事をしていますと、時々辛い場面に遭遇することがあります。
今日はまさに、そんな日でありました。
往診でお世話になっていますYさまは、心やさしい床屋さん。
週3日、デイサービスに、床屋さんにでかけます。
そこの、デイサービスの屋上で、体操したり遊んだりするのだそうですが、
その屋上が、なにもなく殺風景だと、花のプランターを置きました。
それでも、まだなにか、さびしいと・・
モッコウバラの大鉢を、置きました。
もちろん、私バラ庭師も、お手伝い。
バラを植えて、まわりにペチュニアや、かわいいお花で飾りました。
「モッコウバラの枝で、クマさんの形をつくって、みんなを楽しませてあげたいな。」
Yさまの、思いは実って、春には屋上に
、かわいらしいロースガーデンができました。
それですのに・・
今日は、そのバラと花を引き上げました。
なんでも、大きくなると、”消防法”にひっかかるため、
一旦は、撤去してくれとのこと。
そして、今日・・
軽トラで、受け取りに行きました。
なんだか、さびしい せつないです。
わたしは仕事とわりきれますが、Yさまの、お心を思いますと
胸が痛みます。
持って行くとき、あんなにうれしそうにしていましたから。
お客さまと、すてきなお仕事ができますことを、いつもうれしく思っています。
と、同時に、仕事を進めていく上での大変さも、かみしめています。
ローズジャルダンの、玄関先で咲いた、”ルイーズオジエ”
夏の暑い中、一生懸命に咲いてくれています。
欲とか、よけいな感情はありません。
ただ、咲きたいから・・。
仕事を一生懸命。
単純で、難しいです。