ご要望にお答えしまして~「鉢バラの土替え」23 Dec. 2016
” バラの庭ローズジャルダン”へ、ようこそ。
年末ですが~
ブログをみてくださっていますお客さまからリクエストをいただきましたので、
ご要望にお答えしまして、お話してみたいとおもいます。
「鉢バラの土替え」
そもそも、鉢植えの土を替えるのは、どうしてでしょう?
根が詰まった!
と、よくそう言いますね。
鉢に植えて、二年以上経ちますと、鉢の中で成長した根っこが、行き場を失って鉢の底でぐるぐると回って
さらに成長して、・・根が回ってしまうんですね。
そうなったら、たぶん、鉢の中は根っこだらけになってしまっています。
そうなったら、お水も肥料も吸うことができません。
そうなったら、成長が止まってしまいます。
手ガンナで、土をかじってみてください。
先が引っ掛かって、土が掘れなかったら、土を替えるサインです。
また、掘れても安心はできません。
時々、少し掘り起こしてみてください。
コガネムシの幼虫がいましたら大変! 土を替えましょう。
① 時期
真夏以外でしたら作業してもだいじょうぶですが、できれば寒くなってから(バラが休眠してから)
の方が安心とおもいます。
② 方法
冬の場合、剪定を済ませてからのがよろしいでしょう。
鉢からそっと抜いて、土はなるべく落としましょう。
根っこ全体の3分の1を目安に、根っこの先を切りましょう。
新しい土を準備します。
植え替えの時は、肥料は入れないでくださいね~
鉢は、大きくても10号までにしてください。
あまり大き過ぎますと、かえって根が張れません。
ここで、根っこの診察をいたしましょう。
・根頭がん腫がないかどうか。
・接ぎ木部分にテープがまだ残っていたら取ってください。
土を入れます。
バラの接ぎ木部分は、土に埋まってしまわないように植えつけてください。
根と土がしっかりとなじむように、土を入れましたら、棒などでつついてください。
土はしっかりと固く植えてください。
一番大事なのは、水やりです。
土がしっかりと水を含むまで、鉢の底から水が出るのを、3~5回繰り返しましょう。
水が少ないと、水の道が出来てしまい、水枯れの原因となってしまいます。
土替えをして、しばらくは毎日水をたっぷりやってください。
ひと月しましたら、液肥を与えます。
方法としましては、こんなところでしょうか。
参考にしていただけましたら幸いです。
お正月休みに、やってあげてもいいですね。
いずれにしましても、土替えをしてほしいサインを出しているかどうか、みてやってくださいね。
よろしくお願いいたします。
バラの庭ローズジャルダン バラ庭師 篠原直美