バラ庭師の記録簿。 「バラ庭師の誕生。」03 Oct. 2016
なんとなく、すこしお話したくて書きました。
さら~っと、読んでくださったら幸いです。
バラ庭師。
自分のことを、そう呼んでおります。
字のとおり、バラの庭師・バラ専門の庭師であります。
仕事を立ち上げまして、7年目。
山梨県を主にして、只今60件のお庭のバラのお世話をさせておただいております。
日々、お客さまとバラたちには、大変お世話になっております。
まことにに嬉しいかぎりです。
正直言いまして、この7年のあいだ、ほんとうにいろいろなことがありました。
当然、うまくいかないことなんて、当たり前に起こりましたし、大きな失敗も多々してしまいました。
わたしが勤務していた 山梨県フラワーセンター(今のハイジの村) でバラ育てを鍛えてくださった
親方には、「こんな仕事は無理。この不景気に、バラの手入れを頼む人なんているわけがない。」
そんなふうに言われていましたし、わたしも、そうだよな~なんて納得したのを覚えています。
明野を拠点としています店 「バラの庭ローズジャルダン」 ですが、当初は販売等は、するつもりが
ありませんでした。 仕事の事務所的なものが欲しかった、自分がバラをいじる場所が欲しかった。
ただ、それだけでよかったんです。
それだけでよかったんですのに、わたしの厳しい友は、それを許しませんでした。
そんな無駄なことしてなんになる。
あなたの仕事は趣味ですか?
それじゃあ、お客さまにもバラにも失礼ではないですか。
あなたは、バラ庭師をしたいんでしょ?
ここでバラの店を開いて、あなたの仕事を広める場所にすればいい。
まずは、あなたと、あなたの仕事を知ってもらうのが先決ではないですか?
わたしも意地っ張りでしたから (今もかな笑)
わかりました!やってやろうじゃないですか!!
言っちゃいました。。。
そのおかげで今があります。
わたしがなりたかった”バラ庭師”がおりまする。
わたしのいちばんの財産は、出逢ったすべての人々=宝物 と痛感しています。
そして、わかったのです。
バラを育てるにあたって、困っている方がいらっしゃるということ。
バラの手入れをしてくれる人を探している方が案外多いということも。
ただただ、バラをいじるのが好きなだけでした。
その好きなことで、ささやかでもお客さまのおちからになれましたら、お役にたてましたら、
こんなに嬉しいことはありません。
それでも、まだまだ始まったばかりと思います。
まだまだ日々精進しなければなりませんし、していく覚悟です。
みなさま、今後とも、よろしくお願いいたします。