* バラの診察室の、バラカルテ公開 6*24 Jun. 2012
山梨県北杜市の、増富温泉はご存知でしょうか?
その温泉に行く途中に、”バラの診察室”でバラの往診・お世話をさせていただいて
いるKさんのお宅はあります。 標高1200m。
地域の人家と離れて森の中に一軒。
お家はとってもかわいいのですが、冬はとっても寒いしけもの(シカやイノシシ、
サルなど)がやってくるため、生活はちょっと大変。 Kさんご夫婦は、神奈川県
の平塚とここを月、半々で行き来する生活です。 こちらでの生活も慣れ、以前から
の念願だったバラを植えたいと”ローズジャルダン”に依頼に来られました。
昨年植えつけた11本のバラが、厳しい寒さに耐えよく咲いてくれました。
もちろん、防寒対策を指導のもと、しっかり実施された成果です。
あれっ??
でも、これはなんでしょう? バラの木にすべて寒冷紗という網をかけてあるんです
平塚に戻るたびにこの作業は行われます。 大変です!!
大事なバラがシカなどに食べられてしまわぬよう、対策をうっているのです。
さて、そろそろすてきに咲いたバラたちを紹介しましょう!
バラの管理を、年間を通じてお受けしています。 月に一度は往診に伺いますが、
心配や関心ごとがあるたびお電話をいただくので、その度かけつけます!
今日はお留守のあいだの往診です。
バラたちの咲き具合をチェックします。 寒冷紗を外してフムフム・・・
やややッ 大変!!
これは、なんだ・・・!
害虫、毛虫くん発見!!
すぐさま、捕殺です!!
この他にも見つけて処分しました。
森の中のせいか、時々見たことのない虫も発見します。
良い話があって、お聞かせします。
バラの花の満開のときにお二人は都合で増富に来られませんでした。
しかし、先日の台風での被害をとても心配されて、ご主人が一人でおうちの
ようすを見に来られたのです。幸い、おおきな被害はなく安心されたそうですが、
ご主人は思い立ってバラを見られない奥様に、切花にしてプレゼントに持ち帰った
そうです。 奥様はうれしくてわたしにお電話をくださいました。
バラを通じて、すてきなお付き合いが続いています。
リビングから見える小川のせせらぎ・・・その渕に植えたバラ。
清らかな流れと相まってひっそりと咲いています。